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昭和6年、名鉄小牧線は名岐鉄道(名鉄の前身)城北線として犬山・上飯田間20.4qが開業となり、その後、昭和19年には市電御成通線が上飯田・平安通・大曽根間に開業となったことから、犬山・平安通間の鉄軌道による接続がなされました。 しかし、昭和46年に地下鉄名城線市役所・平安通・大曽根間の開業により市電が廃止されたことから、名鉄小牧線の終端駅である上飯田駅と地下鉄平安通駅間の約1kmが鉄道不連続となりました。その結果、名鉄小牧線は、名古屋都心方向に向かう鉄道線路でありながら唯一地下鉄と結節していない路線ということになり、以来長年の間、地域の方々から不連続の解消が求められてきました。 このような地域の熱い要望を背景に、平成4年の運輸政策審議会答申第12号の中で、味鋺・平安通間について「第3セクター方式などを活用しつつ、地方公共団体等の支援の下に上飯田連絡線として緊急に整備する」と付されました。 また同時期に、国においても、地方公営企業に準ずる地下鉄事業に対する支援の制度が平成6年の政府予算に盛り込まれた結果、上飯田連絡線もその対象となりました。 これを受けて、平成6年1月に上飯田連絡線の建設主体となる第3セクターの上飯田連絡線株式会社が立ち上げられ、平成8年に着工し、約7年の工期を経て、平成15年3月27日に開業を迎えることができました。 |
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